インド独立の父であるマハトマ・ガンディーは「人間はその人の思考の産物に過ぎない。人は思った通りになる」という名言を残している。その人がどのような人間であるかは、その人がどんな思考をしているかで決まる。つまり、自分は本番に強いタイプだと強く思っていれば、本当にそのようになるのだということである。(その1 より)
たまたまうまくいった過去の出来事があるとする。
例えば野球なら「さよならヒットを打った」とか、サッカーなら「自分のシュートが決勝点となった」などという経験である。それを「本番に強いからだ」と思い込む。そうすることで、その人は本当に本番に強いタイプの人間になっていく。
たとえミスしたとしても「今回はたまたま運が悪かった」と言って失敗を引きずらず、うまく切り替えて次に臨む。そうして都合のいいところだけを記憶に残し、失敗した過去はあっさりと忘れ去る。それを繰り返すことで、ますます自分は本番に強いタイプだと思い込むようになる。
だからといって日々の努力を怠ってはいけない。誰にも負けない努力をしたという自負がある人は、どんな場面でも堂々と自分の力を発揮することができる。本来そうあるべきである。
自分が本番に強いタイプの人間かどうかは別にして、私は意識して根拠のない思い込みを実践してきたつもりである。
「自分は生まれつき幸運の持ち主である」
「自分は世界一立ち直りが早い人間である」
こう思い込んできたおかげで、私は落ち込むことがない。
いや、立ち直りが早いので落ち込んでいる時間が人より短いだけである。
でもそのことで日々のストレスは感じなくなった。
ストレスがなくなると、何をやってもうまくいくような気がする。
失敗したらどうしようという不安も感じなくなった。これからの人生うまく回っていきそうな気がする。
やはり自分は生まれつき幸運の持ち主なのだ!
「根拠のない思い込み=偉大なる勘違い」
是非皆さんにもお勧めしたい。
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