コラム– category –
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保護者懇談は父親こそ出席すべし
当教室では年に3回、学期末に保護者懇談を行っている。 その学期の報告、季節講習の説明、進路や生活面での相談など、懇談の内容は多岐に渡る。懇談には母親が来ることがほとんどなのだが、中には父親が来られる家庭もあり、最近は両親で出席される家庭も... -
ウグイス嬢
「ウグイス嬢」なんてタイトルで何のことやらと思われるかもしれない。 実は、当教室の卒塾生が球場のウグイス嬢になったと本人から連絡が来たのだ。今から10年以上前、当時中学3年生だった一人の女子生徒はその頃から野球にハマり、某球団のとある選手を... -
「毎日1時間勉強する」生徒は本当に勉強ができる生徒か?
「1日1時間は勉強している」「毎日2時間机に向かう習慣ができている」 このような生徒は本当に勉強ができる優秀な生徒なのだろうか? そもそも勉強を時間で区切ることに私は違和感を覚える。 勉強は内容であって時間ではない。 「家で最低1時間は勉強しな... -
「小数のかけ算とわり算」は必要か?
小数のかけ算とわり算は小4~小5で習う。 小数は分数に置き換えられるので、小6で習う分数計算ができれば、小数が苦手な生徒も問題はなさそうだ。では、小数のかけ算とわり算ができなくても本当に大丈夫なのだろうか? 実は中学校に入って本当に小数が必要... -
図を書く生徒は仕事ができる大人になる
算数や数学で途中の式や図を書かない生徒がいる。そんな生徒になぜ書かないのかを問うと、たいていこんな答えが返ってくる。 「めんどうくさい」「書かなくてもできる」 確かに途中の式や図を書かずに解けるレベルの問題ならまだいい。しかし学年が上がっ... -
「勉強が楽しくなった」
今年の卒業生にこんなことを言われた。 「先生のおかげで勉強が楽しくなりました」 高校受験に合格した後、中学3年最後の授業の日には、お母さんがあいさつに来られることがあり、「先生のおかげで無事合格できました」と言われることがある。もちろんそ... -
産経新聞「朝晴れエッセー」に掲載されました。
産経新聞の2021年12月6日朝刊に教室長のエッセーが採用されました。ぜひ一読ください。 我が家にはお願いをいつも聞いてくれる「ばあちゃん」がいる。 ばあちゃんにとって初孫である中学生の息子は、ことあるごとに頼みごとをする。テスト前は「いい点が取... -
「できる子は日常の生活でつくられる(その4)」~想像力の豊かな子どもに育てよう~
④ 勉強に結び付けられるものは何でも結びつける これは③で述べてきたことと重複するが、基本的な考え方は「日常生活で勉強につながるものはとことん活用する」である。いくつか例を挙げておく。 幼い男の子なら1度は手にしたことがあるかもしれない電車... -
「できる子は日常の生活でつくられる(その3)」~想像力の豊かな子どもに育てよう~
(その3) 買い物やチラシで割合の勉強 5年生の算数で習う単元に「割合」がある。小学校6年間の算数の中で最も難しい単元であると私は断言する。 「500円の8%はいくら?」「クラス全員の3割にあたる12人が眼鏡をかけている。このクラスの人数は... -
できる子は日常の生活でつくられる(その2)~想像力の豊かな子どもに育てよう~
(その2) 読書が好きな子に育てるには読み聞かせから 読書が好きな子と嫌いな子の違いは何か。 これは幼いころからの読み聞かせで育ったかどうかで決まることが多いと思われる。2~3歳は、まだ字が読めないので、両親や祖父母に本を読んでもらう。そこ...