「毎日1時間勉強する」生徒は本当に勉強ができる生徒か?

「1日1時間は勉強している」
「毎日2時間机に向かう習慣ができている」

このような生徒は本当に勉強ができる優秀な生徒なのだろうか?

そもそも勉強を時間で区切ることに私は違和感を覚える。

勉強は内容であって時間ではない。


「家で最低1時間は勉強しなさい」と子どもに言い聞かせる親がいるが、
それを忠実に守っている子は「1時間」をどう過ごすかを考え、
とにかく内容はなくても1時間座って机に向かい合っていればそれでいいという結論になる。

結果として学習した内容は頭に入らず、机に向かっている時間が多い割には
成績が上がらないという羽目になり、親は「毎日1時間は勉強しているのになぜ成績が上がらないのか」
と愚痴をこぼすことになる。


家で勉強する習慣を身につけさせたいと思うなら、「1日ドリル3ページ」とか「プリント2枚」など学習した成果がはっきりわかるような課題を与えるべきである。

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この記事を書いた人

コムコムランゲージ進学教室の教室長

2020年までに指導した生徒はアルバイト時代を含め、1000人以上。
1回授業をすると、授業姿勢や表情、字の書き方などからその子の学力をほぼ正確に見抜くことができる。

家庭では2児の父で、大の旅行好き。
休みになると日本各地を巡り、本州では山形県を除いてすべての都府県を制覇している。

著書「流れがわかる中学歴史の授業」(風詠社)

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