「1日1時間は勉強している」
「毎日2時間机に向かう習慣ができている」
このような生徒は本当に勉強ができる優秀な生徒なのだろうか?
そもそも勉強を時間で区切ることに私は違和感を覚える。
勉強は内容であって時間ではない。
「家で最低1時間は勉強しなさい」と子どもに言い聞かせる親がいるが、
それを忠実に守っている子は「1時間」をどう過ごすかを考え、
とにかく内容はなくても1時間座って机に向かい合っていればそれでいいという結論になる。
結果として学習した内容は頭に入らず、机に向かっている時間が多い割には
成績が上がらないという羽目になり、親は「毎日1時間は勉強しているのになぜ成績が上がらないのか」
と愚痴をこぼすことになる。
家で勉強する習慣を身につけさせたいと思うなら、「1日ドリル3ページ」とか「プリント2枚」など学習した成果がはっきりわかるような課題を与えるべきである。
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