(その2) 読書が好きな子に育てるには読み聞かせから
読書が好きな子と嫌いな子の違いは何か。
これは幼いころからの読み聞かせで育ったかどうかで決まることが多いと思われる。
2~3歳は、まだ字が読めないので、両親や祖父母に本を読んでもらう。そこで本に対する興味が生まれ、字が読める年齢まで成長すると、自ら本を手に取るようになる。
読み聞かせというのは親の愛情表現の一つである。子どもに読み聞かせをするのに、いやいやながらにする親はいないはずである。読み聞かせによってたっぷりと愛情を注がれた子どもは、本を大切な存在だと認識しながら成長するだろう。
もちろん、読み聞かせが退屈でじっとしていられない子どももいるが、そういう子には強制せず、好きに遊ばせてやればいい。何度か挑戦しているとそのうち興味が出ることがあるかもしれないので、焦らず気長に取り組むべきである。
読書の本当の効能は、活字から場面を想像する力を養えることである。
だから、読書が好きな子に育てば、自ずと想像力が豊かな子に育つというわけである。読解力とは活字から場面を読み解く力。まさに想像力こそ読解力なのだ。
想像力の豊かな子は、国語に限らず、算数や理科の文章題もしっかり読み解き、的確な答えを導き出すようになるだろう。
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